『ジャッキー・ブラウン』

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■燻し銀

クインティン・タランティーノの
「レザボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」
に続く第3作目のこの映画は、タランティーノ映画の
中ではもっとも地味な映画だ。

だが、前2作でタップリお金をもうけたタランティーノは、
最高のスタッフを揃えたようだ。

撮影がすごくいい。

冒頭、パム・グリアーが空港で移動する横からのショットは
「掴みはオッケー」的に素晴らしいオープニングだ。

副主人公のロバート・フォスターはアメリカのTVの俳優
らしいが(日本だと古谷一行?違う?)
とにかく渋い。

ロバート・デ・ニーロのダメ人間的使いかたも
すごく贅沢なキャスティングだと思う。

終盤近くで、画面を真ん中で半分に分けて、パム・グリアーと
ロバート・フォスターを映すシーン
「今、同時にこんなことが起こってます」みたいな
ものすごく、クドクて臭いチープなテレビドラマみたいな
演出がしてある。
タランティーはかならず1回は臭い演出をしてくれるので
笑える。
(その意味でキル・ビル1は笑えなかったな)

主人公、パム・グリアーがかっこいいのはいうまでもない。

・・・・・
故淀川長治にいわせれば、こうなる。
「ハリウッド映画をタランティーノはダイヤモンドにした。うれしいよ。」

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